イニシャル[M.M] / 女性 / 70歳代

生前から『自分は海に散骨して欲しい』と語っていた主人の想いを胸に、油壺マリーナから出航し、海洋散骨を行いました。穏やかな空、遠くに見える大好きな富士山、優しい潮風──そのすべてが主人を迎えてくれているようで、悲しみの中にも不思議なほどのやすらぎを感じる時間となりました。
お花と共に海面に広がり、海に還っていくその瞬間には主人の笑顔が浮かび、感謝の気持ちでいっぱいになりました。海という大きな自然に包まれて大切な人を送り出すこの選択をして、本当に良かったと感じています。きっと主人も、あの優しい笑顔で『ありがとう』と言ってくれている気がします。